GIMPで画像の角度を変える


デジカメは縦位置で撮影すると、パソコンでは専用のソフトを使わない限り横になって映し出されます。これを縦位置に直します。また微妙に傾いて写っている写真の角度も修正しましょう。

縦位置で撮影した写真を縦にする

位置で撮影したデジカメ画像は右または左に90度回転させる修正をしないと、そのままでは縮小してもブログやホームページに貼れません。GIMPを使って横になっている縦位置撮影の画像を縦にします。

横になっている縦位置撮影の画像象のデジカメ画像ファイルを選択して開きます。ここでは湖上からカヌーに乗って撮影した写真をピックアップしました。

画像を90度回転(GIMP2.2)の横向きの画像を縦位置にするには、右へ90度回転させればいいので、[画像]タブをクリックして表示されるメニューから[変換]をクリックして、さらにそこ表示されるメニューで[時計回りで90度回転]を選択します。

回転処理した画像んの十数秒で終る作業です。ブログにアップできるサイズに縮小して保存すれば出来あがり!しかし微妙に左にカメラが傾いて、つまり右下がりに撮影されていることに気付きました。定規ツールを使って、左の方が遠景となるのを考えて甘く測ってみても1度前後傾いているようです。計測結果はウィンドウ下部に1.07 と表示されます。これが気になるか気にならないかはあたな次第です。

微妙な角度で回転させる

妙な傾きもちゃんと正すとそれなりの効果が得られます。見た目にはっきりわかる傾きは、それを意図していない限り、雑な写真、へたな写真に見られてしまうかもしれません。コンパクトデジカメは、ともすると両手でカメラを構えずに片手で持ってしまうことがあるため、少し傾いて撮影してしまうことはよくあることです。カジュアルな雰囲気を演出するのでしたら、それもひとつの技法として良い方法かもしれません。でも、風景写真の場合はその傾きが気になることが多いものです。

微妙な傾きの修正方法(GIMP2.2)の傾きを修正するには[道具]タブで表示されるメニューで[変換ツール]の[回転]、または右図の「レイヤーや選択領域を回転する」のアイコンをクリックします。ウィンドウ下部のオプションメニューで「対象」は一番左のアイコン(レイヤーを変換)のボタンをクリックしておきます。「変換方向」は[正変換]を「補完の種類」は[線形]または[キュービック]、「プレビュー」は「画像」を選択してください。

スーパーサンプリングの効果(GIMP2.2)「スーパーサンプリング」とは傾けたときのピクセル間を滑らかに補完する機能、例えば輪郭線がギザギザしないようにするためのものです。大きなサイズの画像を扱うときはあまり効果を感じることはありません。アイコンやプロフィール画像など小さな画像に使う場合にはチェックを入れておくと良いでしょう。ご覧のように少しぼやけてシャープさが失われます。今回はチェックを入れていません。
「結果をクリップ」は回転を決定したとき、つまり下の図の「回転」ウィンドウで[回転]ボタンをクリックしたときに、元画像の枠ではみ出た分をカットしてしまう機能です。回転の角度を再度変える場合はチェックしておかない方が良いでしょう。今回はチェックを入れていません。

画像を微妙に回転する(GIMP2.2)ィンドウの画像部分をクリックすると「回転」ウィンドウが表示されます。微妙な角度調整ができるよう中心からなるべく遠い場所にマウスポインタを置いて、全体を見ながら角度を調整(ドラッグ)します。または、「回転」ウィンドウの[角度]の入力欄に、先ほど求めた数値を入力してもいいですし、その下のスライダーを左右にドラッグしても回転させることが出来ます。やり易い方法で回転させてください。画面にグリッドを図のようにして表示しておくとバランスを見ながら調整できます。角度が調整できたら「回転」ウィンドウの右下にある[回転]ボタンをクリックし角度を確定します。

傾きを修正した画像度を傾けたことで、4辺に隙間ができてしまうのでトリミングし直す必要があります。「GIMPで画像をトリミングする」でやったようにトリミングします。

傾きを修正して出力した実際の画像さな画像だと目立たない傾きも、ある程度大きな画像にすると、たった1度でさえも写っている場面によっては気になってしまうものです。ちょっとした角度の修正できれいに撮れた写真がより良く映えるので、是非お試しください。
支笏湖での写真→)