そうではないんです

り合いのNさんが『うちのWindowsXPはよくフリーズするんですよ』と愚痴をこぼしていることがあった。で、ある日たまたま仕事の件で、Nさんがパソコンを使っているところに同席する機会があった。『ほらね』と指差すパソコン画面はうんともすんともいわない。そして、しばらくすると何事もなかったように動き出す。

さんはフリーズする度に貧乏ゆすりをする。振動で飲み残したペットボトルの水が揺れている。だから隣りにいてNさんのPCの画面を見ていなくても、あっ止まっているなとわかる。

ンプルなデザインのNさんのノートパソコンは、音が静かでしんとした会議室でもハードディスクの音が聞こえてこない。『ハードディスクが動いていないんじゃないですか?』と冗談まじりで言うと、『ええっ?そうなの』と真顔で心配する。

さんにタスクマネージャーを起動してもらうと、べつに問題なく動いていそうだ。もう一度プレゼン用資料を立ち上げなおしてもらうと、起動にやたら時間がかかる。ただそれだけのような感じ。

く見てみるとXPを動作させるにはメモリーが少し少なめだった。大量の画像データのあるプレゼンファイルを読み込むのに、ディスクスワップを頻繁に繰り返していたために、長い時間待たされていただけに過ぎないことがわかった。

にせNさんのノートPCはシンプルなものだから、ハードディスクのアクセスランプすらない。おまけにとても静かなので、フリーズしているものと勘違いしていたようなのだ。いや、しかしこれも使う側からすればフリーズなのかもしれない。せめて画面にプログレスバーでも出てくれたらいいのに…。

ってから3年経っていたのでメモリーの増設はしたくないとのこと、せめてディスクがスワップ中かどうか画面上からわかるソフトはないかとのことだった。

DiskStateがシンプルでわかりやすいのではと思って勧めてみた。後日、起動時に待たされるイライラ感が、DiskStateのイルミネーション見ることで多少はやわらぐようになったと言っていた。

っかちなNさんには是非メモリーをたっぷり積んだ最新の速いパソコンを購入してもらいたいものだ。