GIMPで画像サイズを変える


ジカメで撮った画像はいつもどんなサイズで保存していますか?1024×768や640×480というサイズでしょうか?ブログやホームページに載せる際に、後でトリミングしたり修正したりするのに都合が良いように、もう少し大きめのサイズで撮影しておいたほうが楽に修正ができます。実際にその2〜3倍のサイズで保存されている方も少なくないと思います。

いずれにしても、撮ったままのサイズをそのままブログに貼り付けるにはサイズが大きいので、ここでは基本操作の第一段階として、デジカメで撮った画像ファイルを「開いて」「縮小して」「保存する」、最も基本的なGIMPの使い方を解説します。

ファイルを開く

画像をクリックすると別ウィンドウで大きなサイズを表示します
画像ファイルを開くThe GIMP ウィンドウの[ファイル]タブをクリックして表示されるメニューで[開く]をクリックします。

画像ファイルを選択するウィンドウ象ファイルのあるフォルダーを左側[場所]と、中央の[名前]と書かれたウィンドウでドライブやフォルダをダブルクリックして、目的のファイル名を表示させます。見つかったらファイル名をダブルクリックするか、クリックして選択状態にしておいて右下の[開く]ボタンをクリックすれば画像ファイルを開きます。赤線で囲んであるのはファイルのある位置(フォルダ名)を現しています。その隣りの紙にペンのアイコンをクリックすると[場所]という入力欄が表示されますので、直接パスを入力しても開くことが出来ます。

画像ファイルを開いた状態回は2048×1536ピクセルの画像を使って説明します。開く画像ファイルの大きさにもよりますが、右のような感じでデスクトップ画面に表示されると思います。

画像サイズを変える(縮小する)

[画像]タブメニューの[拡大縮小]を選択する[画像]タブをクリックして表示されるメニューで[画像拡大縮小]をクリックします。

[画像拡大縮小]ウィンドウでサイズを指定する像拡大縮小ダイアログ画面が表示されるので、画像のサイズ[幅]にお好みのサイズを入力します。今回は300を入力します。高さを基準に入力される場合は[高さ]に入力してください。入力欄の右側にあるくさりのアイコンが繋がっていれば、どちらか片方に入力した数値の縮小率(または拡大率)でもう一方の数値も自動的に縮小(または拡大)された値に設定されます。くさりのアイコンを外すと[幅]と[高さ]は別々の値で縮小(または拡大)されます。

表示倍率を上げるにはンと小さくなりました。実はファイルを開いたとき、すでにこの場合は33パーセントの大きさで縮小表示していたので、画面左下のプルダウンメニューで[100%]を選択して原寸表示して確認します。開く画像の大きさによっては、最初から100%表示の場合もあります。

ファイルを保存する

ファイルに保存する方法は縮小したファイルをブログなどに載せるためのファイル形式JPGにして保存します。[ファイル]タブをクリックして表示されるメニューで[別名で保存]をクリックします。注意![保存]をクリックすると上書きしてしまいます。

ファイル名やフォルダの指定図のようなダイアログが表示されるので任意の名前をつけて[保存]ボタンをクリックします。

ジェイペグファイルの品質設定JPGファイルで保存するときは「JPEG形式で保存する」というダイアログが表示されます。品質の初期値が85になっていますが、数字が大きくなるほど高品質で、下がるほど劣化した画像となります。

JPGファイルの品質をプレビューさせながら設定する像ウィンドウ中でプレビュー と書かれたチェックボックスにチェックを入れると、[品質]のスライダーを左右に動かして画像の品質を確認しながら調整することが出来ます。このときスラーダーのすぐ下にある、ファイルサイズの数値も連動して増減します。品質が高いほどファイルサイズ(縦横のサイズではなく容量のこと)は大きくなります。最近はブロードバンドが普及したのでファイルサイズを気にすることもなくなってきましたが、携帯電話でのアクセスを考えるとすこしサイズを小さめにした方がいい場合もあります。また商品や製品を見せる場合は、80以上で設定したほうが好ましいでしょう。ケースバイケースで設定してください。普通にブログに載せるような写真であれば50前後の設定で充分だと思います。

OKボタンをクリックすれば作業終了です。ここでご紹介したのは、デジカメ画像をブログやホームページに使う場合にもっとも頻繁に行う作業、つまり基本中の基本です。次回からの解説では、今回の解説部分は端折って説明する場合がありますのでご了承くださいませ。
(右は実際に縮小した画像です)